まるごと四日市の酒、今年も12月4日に発売、醸造は神楽酒造、みずみずしい香りに

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【新しい醸造元で生まれた「MARUYON」を発表するみなさん=四日市市諏訪町】

 お米、醸造から販売、飲み手まで、すべてを地元で完結させる三重県四日市市の「まるごと四日市の酒『MARUYON(まるよん)』」が、今年も12月4日に発売される。10年目の提供になる今年、市内の醸造元がリレーでつくってきた酒は室山町の神楽酒造に引き継がれ、みずみずしい香りが特徴の個性あるお酒になったという。予約も始まっている。

 原料米は「神の穂」100%で、精米歩合60%。720ミリリットル入り(税込み1925円)を1500本、1,8リットル入り(同3850円)を500本、限定生産する。四日市でしか買えないお酒のため、市外への発送、配達はしない。例外としては、3年前からふるさと納税の返礼品として市が一部を買い上げている。

 10年前、地域おこしの夢から、お米も、醸造も、販売も、お客さんも、すべてが四日市の究極の地産地消の酒をつくろうと話がふくらみ、酒販店が中心になって準備を始めた。

醸造元はリレー、お米もいい出来に

 協力してくれる米農家を見つけることが最大の壁だったが、保々地区の齋藤農場が引き受けてくれて、大きく前進。醸造は伊藤酒造、宮崎本店、丸彦酒造と市内の醸造元をリレーし、それぞれの個性がある「まるよん」を送り出してきた。発売とほぼ同時に完売する年もあるほどの人気も出た。

 齋藤農場の齋藤悟さんの話では、今年は高温に悩まされたものの、有機肥料を用い、雑味につながるタンパク質を減らした良い米が収穫できたという。醸造のバトンを受けた神楽酒造は、安政5(1858)年から酒造りをしている老舗で、「お米のみずみずしい香りがする、どんな料理にも合うお酒になった」という。今回、ラベルの丸のデザインも新しくした。濃淡のある四重の緑の輪が「米農家」「醸造元」「酒販店」「お客さん」を表現しているという。

 注文、購入などは、有限会社小林商店、株式会社義侠屋、福田屋酒店、ソムリエひろしの店蔵屋、リカーパークまるち蔵へ。醸造元の神楽酒造でも問い合わせに応じるという。

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