子育て援助の講習会1月に開講、四日市市ファミリー・サポート・センター

,
【四日市市ファミリー・サポート・センターの資料から】

 子育てを応援できる人を養成する四日市市ファミリー・サポート・センターの講習会が、2026年1月24日から2月8日にかけて開催される。参加申し込みが始まっており、締め切りは1月17日。子どもの権利、食生活、病気、救急法、遊びなど、子どもに関する広い知識を学ぶことができ、今回は、あらたに「こども虐待と社会的養護」の講座も加わっている。

助けてほしい人と手伝いたい人が出会う機会

 ファミリー・サポート。センターは、子育てを助けてほしい人(依頼会員)と、子育てのお手伝いをしたい人(援助会員)が出会う活動で、全国の市町村で実施されている。四日市市では1997年に開設され、2002年から公設民営事業として、NPO法人体験ひろば☆こどもスペース四日市が受託して運営している。

 この活動では、乳幼児から小学校卒業までの子どもが援助の対象で、育休明けの子育ての不安などから新しく依頼会員に登録する人は毎年約100人になるという。一方、援助会員の登録は20人弱とされ、その差が大きいことが課題になっている。

地域を見守る援助会員を育てるための講習会

 実際の援助の依頼は、援助会員宅での子どもの預かりや保育施設への子どもの送迎など年間1900件近くあるという。援助会員では、定年後にパートナーと一緒に登録して、空いた時間を活用する人もいるといい、四日市市在住の人ならだれでもなれ、地域の子育てを温かく見守る役割りを果たしている。活動には一定の利用料金も支払われる。

 援助会員になるには、合計24時間(約6日間)の講習会を修了することが必要。講習会は年2回実施し、1度に全講座を受講できない場合は、次の回で補うことも可能になっている。今回の講習会は1月24、25、31の各日と2月1、7、8の各日に開催、場所は四日市市三浜文化会館、定員は30人で、テキスト代2500円となっている。

 問い合わせ、申し込みは059・323・0023(四日市市ファミリー・サポート・センター)へ。保育が必要な場合は事前の申し込みを。講習会の内容は四日市市のホームページでも詳しく紹介されている。

こんな投稿もあります。