【2026四日市の予算③産業・港湾】新大学、産業用地創出、ベトナム経済交流

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【完成時のキオクシア第7製造棟。あらたな産業誘致のためには用地探しが必要だ】

 2026年度一般会計当初予算案のおもな事業の紹介。今回は「産業・港湾」の分野(市による分類に基づく)から。カッコ内の「新」は新規事業。(不定期に掲載します)

■大学等拠点施設整備事業費(2億4050万円)

 JR四日市駅前の大学整備に向け、建物の配置、間取り、外観、構造、設備などの基本的な内容を図面にとりまとめる基本設計を行い、用地測量、建物補修積算、地質調査を行う。あわせて、設計施工一括発注方式(デザインビルド方式等)による工事発注に向け、最低条件などをまとめた要求水準書の作成や審査会の運営支援等についての業務委託を行う。また、学長や学部長候補となる人材の検討を進め、教育研究体系や企業との連携の具体的な検討を行う。基本設計や要求水準書作成などのプロポーザル支援は2カ年に渡るため、債務負担行為も計上する。現時点では、新大学は三重大学の進出を前提にして、2032年度の開学を予定している。

■ワークスタイル・イノベーション推進事業費(515万円)

 企業の従業員のワーク・ライフ・バランスを進め、風通しがよく働きやすい環境づくりを促進するため、企業への講師派遣やセミナーを行う。講師派遣についてはプロポーザル方式で委託先を選定する。企業が抱える人手不足や生産性向上などの課題は重要で、労働者がそれぞれの意欲や能力を十分に発揮できる職場環境をつくることを支援する。

■新産業拠点創設事業(6244万3000円)

 四日市市地場産業振興センター(じばさん)について、スタートアップ支援やリカレント教育、リスキリング、産業情報発信等の機能を備えた「産業の新たな拠点施設」として整備する。そのための改修工事や1階展示の設計業務を委託する。また、市民や事業者と連携して企画を実施するなど、リニューアルオープンに向けた事前の機運醸成などを行う。

■産業用地創出事業費(新、100万円)

 全国的に産業用地が不足する中、市内外のあらたな産業用地需要に応えるため、産業用地創出に関する方針を明文化する。このために必要な開発事業者へのヒアリング、立地を検討する事業者へのヒアリングなどを行う。同時に、用地整備等への支援制度の創設などにも取り組む。

■ベトナム経済交流事業(1470万2000円)

 2026年度は、ベトナムの外国投資庁及びハイフォン市との間で経済分野の連携・協力を内容とする覚書を締結して10周年となるため、四日市の認知度を高めるイベントを現地で開催する。ハイフォン市の商業施設で四日市の企業の商品の販促イベントを開き、現地バイヤーや商社とのビジネスマッチング会も行う。また、四日市市にハイフォン市の高校生を招いて四日市の高校生と互いを学ぶ交流をしてもらう。

■かぶせ茶PR推進事業費(1343万9000円)

 2026年度に関西茶業振興大会が三重県で開かれる。これを、日本有数の生産量を誇る四日市のかぶせ茶を知ってもらう好機ととらえ、PRや記念イベントなどを行う。市外のイベントなどでかぶせ茶の試飲提供をし、昨年夏に発表したかぶせ茶のPRソング「かぶせ茶パラダイス」を活用したPR活動について民間事業者の提案を募る。四日市茶業連合会と連携し、子どもたちが急須でお茶を入れる体験ができる機会を小中学校や保育園、幼稚園で開く。

■アグリビジネス推進事業費(4800万円)

 農産物のブランド化や、農作業の効率化・省力化などの取り組みを支援し、農業経営の安定、強化を図る。自家農作物の付加価値を高める取り組み、直売や加工のための施設や機械の整備、コンピューターや通信を活用した農作業の効率化や省力化などへの支援のほか、今回は、最近の酷暑の影響を大きく受ける露地野菜農家が行う高温対策の機械装置導入などを新たに支援する。

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