かすりの着物で新茶摘み 近鉄四日市駅西のPR用茶畑

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 四日市市で1985年に開かれた「全国茶まつり」を記念してつくられた同市安島1のPR用の茶畑で4月16日、地元茶農家による新茶摘みがあった。【着物を着て新茶摘みをする「青葉会」の女性ら=四日市市安島1で】

 茶畑があるのは、近鉄四日市駅西付近で市道の中央分離帯に「ようこそお茶の街 四日市へ」の宣伝塔が設置されている。広さ約200平方メートルで、上から見ると「茶」の字の形に植栽されているのが分かるという。
 
 同日、茶摘みをしたのは市内の茶農家を中心と「青葉会」の女性ら。昔ながらのかすりの着物を着て、手作業で丁寧に新芽を摘み取り、腰に付けたバケツに入れていった。

 収穫された茶は、同市水沢町の市茶業振興センターで製茶する。新茶まつりと新茶初市が4月21日に開かれ、足見田神社に奉納される予定だという。