働きながらがん治療をする人も参加しやすく―。三重県がん相談支援センター(津市桜橋)は、7月から毎月第1日曜に「がん患者と家族の方のおしゃべりサロン日曜日」を県津庁舎(同)で開いている。

 同センターが開くサロンは、がん患者やその家族が同じ病気の人の話を聞いたり、不安や悩みを聞いてもらったりする場で、県内8か所で実施している。しかし、ほとんどが平日開催のため、仕事を持つ人たちからは「日曜日にしてほしい」という声が出ていた。

 7月1日にあった第1回の日曜サロンには22人が参加。初めに「ミニ講座」として、同サロンを支援するサポーターで、三重中央医療センター看護師の森田恵さん(47)が、39歳で乳がんと診断されてからの子どもとの関わりや治療の様子、職場復帰をした経験などを話した。

 その後、5つのグループに分かれて自由におしゃべり。「気持ちが沈んだ時どうしているか」「会社の理解が得にくい」「医師とうまく付き合えない」などの悩みが出され、予定していた時間を延長し盛り上がった。終了後には連絡先を交換する姿も見られた。乳がん治療中の女性は「普段は仕事をしているので、今日は参加できた。リンパ浮腫対策のマッサージを教えてもらい、来てよかった」と笑顔を見せていた。

 会場には、手の温もりで優しく体をなでて行う「セラピューティック・ケア」の体験コーナーもあった。サポーター代表の大西幸次さん(62)は「初めて参加した人が半数以上だった。キャリアコンサルタントの資格を持つサポーターもいるので、就労相談もしていきたい」と話した。

 次回は8月5日(日)午後1時半から同4時まで。ミニ講座は、管理栄養士の千歳泰子さんによる「がんと食事」。参加無料。申し込み不要。

 問い合わせは県がん相談支援センターTEL059-223-1616へ。