特産品「かぶせ茶」に広く親しんでもらおうと、四日市市が茶業関係者や高校生などの協力を得て、かぶせ茶を使った揚げ物やぎょうざ、スイーツなど16品を収録したレシピ集の第2弾をこのほど発行した。A5サイズで1万部作成し、市内の各地区市民センター、じばさん三重(同市安島)、JA四季菜の各店舗などで、無料配布している。

 かぶせ茶は、収穫前に2週間ほど黒いネットで茶木を覆って日光を遮断することで、渋みを抑えたまろやかな味が引き出されるのが特徴。お茶で飲むだけでは摂取しにくいビタミンA、E、食物繊維なども調理することで得やすくなり、茶葉が柔らかいため茶殻でも食べやすいという。

 2016年に発行した第1弾が好評だったため、市がかぶせ茶を使ったレシピを、茶の生産に携わる「青葉会」「四日市茶農家女子会」や、「四日市地産地消創作料理コンテスト実行委員会」から提供を受け昨年末、県立四日市農芸高校(同河原田町)の食物経営コースと製菓衛生コースの3年生が実際に監修、調理し、フルカラー22ページのレシピ集が完成した。

 かぶせ茶のおいしい入れ方や萬古焼に関するミニコラムも掲載。調理に携わった生徒たちは「かぶせ茶の風味や色が加わることで爽やかな料理になった」「再現するのに苦労したけど、かぶせ茶の魅力を知れて良かった」と話していた。

 市農水振興課の担当者は「若い世代は急須でお茶を入れる習慣がない人も多いと聞く。レシピ集をきっかけに、かぶせ茶に関心を持ってもらえたら」と思いを語った。

 問い合わせは同課TEL059-354-8180へ。