ヒョウタンで「令和」の作品 鈴鹿市の水岡さん

1181

   元号が平成から令和に変わり、鈴鹿市下大久保町の水岡定夫さん(73)はこのほど、ヒョウタン細工で「令和」の2文字をかたどった作品を仕上げた。自分で育てたヒョウタンを自宅の工房で加工し、各地の作品展などで「ヒョウタンアート」を披露している。【「令和」を題材にしたヒョウタン作品を紹介する水岡さん】

 ヒョウタンは自宅の畑で育てて収穫し、果肉や種を出して乾燥させる。制作に没頭する自宅の工房は、まちかど博物館「我楽多瓢箪工房」として見学も可能だ。

 「令和」の作品は5月1日から作り始めた。ヒョウタンを貼り付ける板を作り、それに合う形のヒョウタンを12個探して表面をアクリル絵の具で黒く塗り、色が落ち着くよう何度か塗った。出来上がるまでには2週間ほどかかったという。

 これまで展示会に来場した人や近所の人たちに伝えると「これはすごい」「おめでたい雰囲気」などの反応があったそう。「和」の字に適したヒョウタンを探すのには特に苦労したそうだが、「ぜひ見てほしい」と、今年も四日市市内で作品展を開く予定だ。