特殊詐欺撲滅員を委嘱 被害防止に啓発など実施

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 四日市南警察署は、地域社会から特殊詐欺の撲滅を図ることを目的とした「特殊詐欺撲滅員」を指定し、委嘱状を8月21日、指定された13人へ交付した。【警察署長が指定した特殊詐欺撲滅員ら=四日市南警察署で】

 特殊詐欺撲滅員は、四日市市老人クラブ連合会の各地区から指定。同署の西本茂人署長から、一人ずつ委嘱状が手渡された。西本署長は三重県内の特殊詐欺被害の状況を説明、「地域の重要な課題、今後も広報や啓発に力を入れ、警察と連携しながら特殊詐欺撲滅員としての活動をお願い致します」と期待を込めていた。

 7月末から8月にかけて、四日市市内では、警察官や金融機関職員を騙る不審な電話が連続している。「あなたの口座が狙われている」「キャッシュカードが古いので交換しなければならない」などと、暗証番号を聞き出し、自宅までカードを取りに来る手口がほとんどだという。

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