兄と同じラグビーの道へ 四日市農芸高2年樋口真央さん

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チーム牽引 成長に期待

 2人の兄が汗したグラウンドで、妹も楕円(だえん)球を追う――。ラグビー部男子が16回の全国大会出場を誇る名門・四日市農芸高校(四日市市河原田町)で、発足間もない女子チームを牽引(けんいん)する2年の樋口真央さん(16)(同市城西町)。今年8月に東海選抜に入り、1年時から女子ラグビー「Pearls(パールズ)」の高校生チームで全国大会に出場するなど、成長が楽しみな選手だ。【四日市メリノール学院との合同練習で汗を流す樋口さん=四日市市平尾町で】

 

 兄2人も同部のOBで、智也さん(26)=写真上=は副主将、雄也さん(24)はバックスリーダーとして、チームを全国大会や国体へと導いてきた。3年前、前任の朝明高校で女子部員を指導していた伊藤栄紀教諭(31)が赴任し、女子チームを作ることになった。

 樋口さんは常磐中時代、ソフトボール部で捕手としてプレーし、主将も務めた。同高入学後、兄2人の恩師や伊藤教諭から誘いを受け、「まともに試合も見たことがないけれど、とりあえず見学に行って、気付いたら入部届を書いていた」と笑う。

 ポジションは、フォワード最前列の「プロップ」で、相手へのタックルでバックスに道を開ける役割を担う。伊藤教諭は「献身的で、周りへも声を掛けてくれ、プレーだけでなく精神面でもチームを引っ張る存在」と信頼を寄せる。

全国大会初出場で3勝

 兄たちがプレーした試合の映像が教科書代わりで、智也さんはパスなど基本的な技術を教えてくれた。妹の頑張る姿に「東海代表に選ばれるなんてすごい」とその実力を認める。雄也さんはスパイクなど道具のことについてもアドバイスをくれるそうで、「卒業後もつながれる仲間をつくってほしい」とエールを送る。

 現在の女子部員は、3年1人、2年4人、1年7人(うちマネジャー1人)の計12人で、7月にあった全国大会「第3回菅平女子高生セブンズラグビー大会」に初出場し、5試合中3勝することができた。樋口さんは「大事な大会で活躍できると、きつい練習も頑張って良かったと思う。全国の舞台で活躍するためには、もっと体力をつけないと」と力を込めた。