犠牲者の冥福を祈る 伊勢湾台風殉難者慰霊献花式

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   1959年9月26日に伊勢湾台風に見舞われた四日市市では、110余名の尊い命と多くの住み家や財産が奪われた。災害で犠牲となった住民の冥福を祈る「伊勢湾台風殉難者慰霊献花式」が同市富田一色町の富田一色海浜緑地公園内の伊勢湾台風殉難慰霊碑前であった。【慰霊碑を前に式辞を述べる森市長=四日市市富田一色町で】

 式には四日市市の森智広市長、四日市市議会の諸岡覚議長、富洲原地区連合自治会役員、遺族らが出席。はじめに出席者全員で黙とうをした。 

 森市長は「伊勢湾台風から今日で60年目となりました。犠牲になられた方々に心から哀悼の意を表します。恐怖や甚大な被害、復旧作業のことを思い出される方が多いことと存じます。防災、減災につながる施策の充実に努めていきます」と今後の取り組みについて式辞で述べた。

 式では、出席者が順に献花をし、手を合わせ、犠牲者の冥福を祈った。