「ロボット相撲」狙うは全国優勝 四日市工業高メカトロニクス部

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 11月23日(土)に福島県で開かれる、自作のロボット力士を技術とアイデアで戦わせる競技会「全日本ロボット相撲」の高校生全国大会に、四日市工業高校(四日市市日永東)のチームが出場する。操作員を務める平尾新一郎君(3年)と補助員の松下雄飛君(同)は、在籍するメカトロニクス部の仲間たちからも大舞台での活躍を期待されている。

 同部は20年以上前からロボット相撲に取り組み、全国大会には過去5回出場しているが、今回は予選の北信越東海大会で初優勝しての全国切符。電子基板やプログラミングは部員が協力して準備し、2人はロボットの組み立ても担当。対戦相手をすくい上げる部品「ブレード」の高さ調節に苦労したという。

 電子基板は、過電流が流れ修理や交換が必要になった際、その箇所を特定しやすいような回路設計と部品選びを心掛けた。顧問の橋本貴明教諭は「一般的な製品では想定しない無茶な環境で動作させるが、これまでの技術・ノウハウの蓄積もあって高い安定性を発揮している」と話す。

 2人は昨年からペアを組んでおり、今年の北信越東海大会には役割を入れ替えて臨み、20組のトーナメント戦を勝ち上がり優勝。サポートに回った松下君は各地区の試合映像から、他校のロボットの特徴や傾向を分析して本番に生かしたそうだ。

 競技会は、学生や社会人が、ロボット製作を通じて基本技術を習得し、研究意欲の向上と創造性発揮の場となることを目的に開かれている。今年からは、地区予選1位校が一般の部でも全国大会に出場できることになったそうで、平尾君と松下君は「プレッシャーを良い緊張に変えて優勝を狙いたい」と語った。

                  (2019年11月9日発行 YOUよっかいち第173号掲載記事)