四日市eスポーツ協会発足

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 2021年の「三重とこわか国体」を控え、実際のスポーツ競技のようにコンピューターゲームで対戦する「eスポーツ」(エレクトロニックスポーツ)を地域の発展につなげようと、「四日市eスポーツ協会」が誕生した。

 若い世代を中心に盛り上がりをみせるeスポーツは、世界的に多額の賞金が懸かった大会も少なくなく、昨年の茨城国体でも文化プログラムとして採用された。

 昨年、四日市青年会議所が開いたeスポーツの大会では、こにゅうどうくんと四日市市長がエキシビションで対戦し、市内外から1,000人以上が来訪。

 こうした流れを受け、市内のコンピューターゲーム開発会社の創業者や同会議所のメンバーを中心に同協会が発足した。


昨年開かれたeスポーツ大会「こにゅうどうくんカップ」の様子(提供写真)
 

 同市を会場とした大会の開催を目指し、情報発信や普及活動、強化選手育成、地域性を採り入れたオリジナルゲームの開発などにも取り組み、10月にはオンライン大会を開催予定。

 里中祐介会長(41)は「体が弱い人や年配の方でも、指の操作でスターになれる可能性がある。一人ひとりが輝ける場になれば」と話した。