地域スポーツの振興に 四日市市とアールビーズが包括連携協定締結

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 四日市市は、スポーツを通じた活気あるまちづくりを推進していこうと、ランニング専門誌の発行やランニング大会の自動計測システムの導入、マラソン大会の運営などを手掛けている「アールビーズ」(東京都渋谷区、橋本治朗社長)と「地域スポーツの振興に関する包括連携協定」を締結した。【締結書を手にする森市長とリモートで締結式に出席した東京本社の橋本社長(右)=四日市市役所で】

 協定の締結式が8月28日に四日市市役所であり、新型コロナの感染防止のため、同社の橋本社長が東京都からインターネットを通じたリモートによる参加をし、四日市市の森智広市長と協定の内容を確認した。連携事項には、市民のスポーツ実施率の向上や性別、年齢、障がいの有無などに関わらず、市民の誰もが手軽に参加できる運動やスポーツ環境の整備などが含まれている。

 締結式で森市長は「現在はコロナ禍でスポ―ツイベントの中止が続いていますが、来年は三重県で国体があり、地域のスポーツへの機運は盛り上がっている。御社がお持ちのノウハウを受けながら、共に四日市のスポーツを盛り上げていきたい。楽しみなことばかりなので、今後ともよろしくお願いします」などとあいさつ。橋本社長は「四日市のスポーツへの思いをお聞きし、ますます頑張らねばと思いました。今日がスタートです、これからよろしくお願いします」と話した。

 今後は、同社が運営するホームページ「スポーツタウン」に、スポーツ情報のポータルサイト「スポーツタウン四日市」が開設される。また、スマホアプリを使って、毎日の歩行、走行距離を記録し、全国の参加者と競い合うイベント「オクトーバー・ラン&ウォーク」に四日市市が参加するという。