夜間の発生が半数以上 四日市の今年の交通死亡事故 状況鑑み独自の警報発令中

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 四日市市は今年9月の1か月間で3件で3人が亡くなる交通時死亡事故が発生し、今年の同市内の交通死亡事故の発生状況が10件で10人が亡くなったことから現在、「四日市市交通死亡事故多発警報」を発令している。【市役所前に掲げられた啓発をするのぼり旗=四日市市諏訪町で】

 発表によると、昨年の同市内の交通事故発生件数は5件。今年はすでに2倍の件数が発生しているという。市によると、過去5年間では2015年は10件、16年は15件、17年は6件、18年は8件だった。

 今年の発生状況の特徴は10件中6件が夜間に発生し、10件中6件は高齢者が亡くなった事故だ。また、亡くなった人のうち、道路を横断中の事故が6件で、歩行者が5件、自転車が1件となっている。

 警報の発令期間は10月末まで。市では市役所庁舎付近や地区市民センターに啓発をするのぼり旗や電光掲示板に掲示をし、啓発に力を入れている。四日市市内を管轄する3つの警察署は、交通指導やパトロールを強化している。