三重県内43人感染 四日市市5人含む 伊勢市で介護施設クラスター

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 三重県は1月10日、伊賀市5人と名張市1人を含む10代未満から90代の男女43人(四日市市発表分5人含む)の新型コロナウイルス感染が判明したと発表した。1日当たりの感染者数は過去2番目の多さで、延べ人数は1563人となった。

 発表によると、43人の内訳は、伊勢市13人、鈴鹿市11人、伊賀、四日市市各5人、桑名、津、いなべ各2人、名張、志摩市、川越町各1人。うち32人が既に判明している感染者の接触者や濃厚接触者で、11人が感染経路調査中。

 四日市市の5人のうち、愛知県内の学校に通学する20代男子大学生は7日に陽性が判明した男子大学生の濃厚接触者で、年末年始は市外の親族が自宅に宿泊していた。50代無職男性は7日に陽性が判明した桑名市の男性の濃厚接触者。20代派遣社員男性は7日に判明した20代男性の濃厚接触者。40代会社員男性は年末に県外の店舗を利用していた。市内の学校に通う20代学生は、友人と市外の娯楽施設を訪れるなどしていた。

 50代男性職員の感染が8日に確認されていた伊勢市内の介護施設設「認知症対応型共同生活介護事業所正邦苑城田」では、新たに80代と90代の入所者男女7人と50代女性職員2人の計9人の感染が判明。県は26事例目のクラスター(感染者集団)に認定した。

 桑名市の40代男性は開業の歯科医師。勤務先の接触者調査を進める。

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