四日市のYMCA在宅介護サービスセンターが業務を停止、5月1日から、地域の相談窓口的存在

【サービスセンターがあるビル。2階に事務所がある=四日市市阿倉川町】

 三重県四日市市阿倉川町にあるYMCA在宅介護サービスセンターの各種サービス提供が5月1日から停止していることが分かった。事務所によると、運営する社会福祉法人三重ワイエムシイエイ福祉会が倒産状態といい、対応は弁護士事務所に任されたという。

 市によると、センターの業務の停止については施設や福祉会からの事前の連絡はなかったという。連休中の利用希望などは、事態を知った市や地域の福祉関係者が協力して別の施設に振り替えてもらうなどして対応した。とりあえず連休は乗り越えたものの、地域の介護に関する相談窓口的な施設だったともされ、市は今後も混乱を避けるための努力を続けるという。

 近鉄阿倉川駅に近いビルの2階にある事務所では、5月7日午後、数人の職員がボランティアの形で事務所にいて、電話での問い合わせに答えるなどしていた。職員によると、4月30日のミーティングで、初めて5月1日からのサービス停止を告げられたという。YMCA名義では幼稚園など他の事業もあるが、職員によると、別法人の経営になっているため、直接の運営上の問題はないという。

いろんなサービスを提供していたことがうかがえる入り口の掲示

 一般的な社会福祉法人の倒産手続きは、都道府県など所轄への届け出や裁判所への破産申し立てが中心になるとされるが、法人の窓口になっている名古屋の法律事務所によると、5月7日現在ではこうした手続きにはまだ着手していないとしている。負債などについてもまだ分からないという。

 同サービスセンターは、自宅を訪問して身体の介護や生活の援助をする訪問介護、日帰り入浴や食事、機能訓練などのデイサービス、ケアプラン作成など多くのサービスを提供していた。4月下旬ぎりぎりまで、いつもと変わらない業務の状況だったといい、地域で福祉に関わる人にも突然の出来事だったという。

 事務所にいた職員によると、現在の利用者は全部で約70人という。一方、施設は要介護や要支援などに関する海蔵地区の相談窓口となる機能も果たしてきたという。このため、市は、市北部の地域包括支援センターなどと連絡を取りながら、今後の対応をしていくという。

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