県内10市町で23人の感染を確認 新型コロナ

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 三重県は1月11日、尾鷲、津、伊賀、伊勢、志摩、桑名、大紀、鈴鹿、亀山、名張の10市町で10歳未満から80代の男女計23人が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の感染者は延べ1586人となった。

 発表によると、伊賀市の女性2人と男性1人は、9日に陽性が判明した30代男性会社員の濃厚接触者で、検査したところ10日に陽性が判明した。女性2人は男性の同居家族で、友人の60代男性は5日に男性宅を訪問するなどしていた。県では濃厚接触者として特定された同居家族4人、知人9人の調査を進める。

 名張市の60代女性は、4日に37度台の発熱などが発生し、7日に解熱したものの、9日の検体採取で陽性が確認された。女性は県外への訪問歴や県外の人との接触はなく、行動歴などからも感染経路が特定されていない。濃厚接触者は同居家族1人。

 桑名市では5人の感染を確認。このうち4人は12月25日から1月4日まで、埼玉県で陽性が確認された別居家族が自宅を訪れ、接触があった。

 大紀町の10代男子中学生と女子小学生、40代男性、70代女性は、8日に陽性が確認された10代男子高校生の同居家族。10代の男女2人は1月8日まで登校していた。

 鈴鹿市の50代医療従事者の女性は、1日に名古屋市で感染が判明した別居家族が自宅を訪問するなどしていた。接触者として職場関係者の調査が進められており、現時点で津市の60代女性の陽性が判明している。

 この他にも、伊勢市で3人、津市、鈴鹿市、尾鷲市、志摩市、亀山市で1人ずつ確認された。

 11日時点の入院患者は222人で、県の病床使用率は即応病床数(357床)の62・18%。入院調整中79人を含めると80%を超えた。