三重県28人感染 四日市市の50代男性死亡

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 三重県は1月14日、10歳未満から90代の男女28人(四日市市発表5人含む)が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の感染者は延べ1672人となった。また、入院していた四日市市の50代男性が13日に死亡したと明らかにした。死者は23人目。

 発表によると、四日市市発表分を除く内訳は、伊賀、名張両市各4人、津市3人、桑名、亀山両市各2人、伊勢、松阪、いなべ、尾鷲各市と菰野、川越両町それぞれ1人、県外在住が2人。28人のうち16人が既に判明している感染者の接触者や濃厚接触者で、12人が感染経路調査中。

 尾鷲市の30代男性は市役所に勤務。家族2人と職場同僚3人を検査する。

 津市の50代無職女性と10代男子中学生は、家族や親族、知人など23人が集まった食事会に参加していた。他の参加者を濃厚接触者として検査する。

 名張市の40代女性は介護施設職員で、職場同僚などの接触者調査を進めている。

県独自の緊急警戒宣言

 14日現在、県内の病床(357床)使用率は59・1%。入院調整中の人数は111人に上っている。感染拡大を受け、県はこの日、独自の緊急警戒宣言を出した。愛知県との関わりが多い桑名、四日市、鈴鹿の3市で、酒類を提供したり接待を伴ったりする飲食店に対して18日から2月7日までの間、営業時間を午後9時までに短縮するよう要請する。県民に対しては、生活の維持に必要な場合を除いて、県境を越える移動の自粛を求めている。

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