三重県内18人感染 大学生の食事会クラスター更に拡大

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 三重県と四日市市は4月4日、県内の10代から80代の男女18人が新型コロナウイルスに感染し、3月下旬に陽性と確認された県内の20代男性が変異型ウイルスに感染していることがわかったと発表した。大学生らによる食事会でのクラスター(感染者集団)の感染者は新たに3人増え、21人(県外在住者2人含む)となった。県内の感染者は延べ2843人、変異株感染者は53人。

 発表によると、大学生らの食事会でのクラスターでは、新たに津市の10代男子学生と20代女性(県職員)に加え、県外在住者1人の感染が確認された。これまでに判明している感染者が参加した食事会は3月23日から28日までの間に計7回確認されており、検査対象者50人のうち41人の検査が終了し、21人が陽性、20人が陰性だった。このクラスターでの陽性者(菰野町、20代男性)の友人で、食事会には参加していない津市の20代男子学生が、2度目の検査で陽性と判明した。

 四日市市では、市内の飲食業勤務の30代男性、市内の会社でパート事務職に従事する30代女性、濃厚接触者として検査を受けていた30代男性(無職)の3人の感染を確認。この他、陽性者が確認された市内の会社に勤務する20代と40代の男性3人が東京都内へ検体を送付し、陽性と判定された。この3人にはいずれも新たな濃厚接触者はおらず、同市発表分の感染者には計上されていない。

 亀山市で感染が確認された20代の公務員男性(市消防職員)は県外訪問歴があり、職場同僚など14人が濃厚接触者、職場同僚10人が接触者となっていたが、職場同僚は全員陰性と確認。桑名市では、感染が確認されていた市消防職員の同僚の20代男性が2度目の検査で陽性と確認された。濃厚接触者は同居家族3人。

 桑名市の50代女性(会社員)は、3月30日から4月1日まで別居親族宅を訪問していた行動歴があり、家族・親族ら5人が濃厚接触者、職場関係者10人が接触者として特定されている。

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