「聖火が街を走った」 三重県の聖火リレー 四日市がスタート 

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   東京2020オリンピック・パラリンピック聖火リレーが4月7日から2日間、三重県内を回る。同県のスタートは4月7日の四日市市。ロス・ソウル五輪マラソン代表の瀬古利彦さんが三重県の第1ランナーとして午前9時30分に同市安島の四日市公害と環境未来館(安島)前から出発した。【拍手に応えながら走り出す瀬古利彦さん=四日市市安島の市民公園で】

 聖火リレー開始前には出発式があり、三重県の鈴木英敬知事が「全国7番目の聖火リレーです。1年間待った思いを込めてランナーの皆さん、思う存分楽しんでほしいと思います。希望の光がつながっていくことを願いましょう」などと挨拶。四日市市の森智広市長も「福島からスタートした聖火が三重県にやって参りました。三重県ルートのスタートがこの四日市であることを誇りに感じています。聖火リレーを機会にオリンピック、パラリンピックを大いに盛り上げていきたい」などと話していた。

 三重県の聖火スタートのランナー、瀬古利彦さんが登場すると周囲からは大きな拍手が沸き起こった。 瀬古さんは出発前に「この聖火が7月23日、国立競技場に点火されることを祈り、皆さんと今日、盛り上げていきましょう」と熱く語った。
 
 聖火は鈴木知事から瀬古さんが手にするトーチに点火された。瀬古さんが「いくよ」と言い、走り出すと大きな拍手が周囲から再び沸き起こった。聖火リレーはふれあいモール、諏訪西通り、柳通り、国道1号線、中央通りをランナーがつないだ。ゴールの四日市市役所前では、諏訪太鼓の演奏とマスコットキャラクター「こにゅうどうくん」が、四日市市の最終ランナーで車いすテニスプレイヤーの齋田悟司さんを迎えた。

 

【四日市の最終ランナーを務めた齋田さん=四日市市役所前で】

 7日の三重県内の聖火リレーは四日市に続き、鈴鹿市、亀山市、津市、鳥羽市、伊勢市を回る。8日には伊賀市、名張市、松阪市、大紀町、紀北町、熊野市を回る。