三重県内11人の感染確認 津の習い事教室でクラスター 新型コロナ

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 三重県は7月15日、県内で11人(四日市市発表分2人含む)の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。11日以降、複数の感染者が確認されていた津市内の習い事教室では、陽性のスタッフ・参加者が計10人となり、県内83例目のクラスター(感染者集団)に認定された。県内の感染者は延べ5402人となった。

 発表によると、クラスターが発生したのは、屋内でスポーツ活動を行う教室。14日までに津市の10歳未満から40代の男女8人、松阪市の40代男性1人の計9人が陽性と確認されており、15日には新たに松阪市の女子中学生1人が陽性に。対象者19人のうち15人の検査が終了し、5人が陰性、結果待ち・未検査が4人となっている。

 津市内の公立学校に勤務する50代女性(調理員)は、同居家族2人と友人3人が濃厚接触者、同僚の調理員3人と習い事関係者1人が接触者に。業務を通じて児童生徒との接触は無いとみられる。

 同市では他に、12日に陽性が判明した40代男性と10日に食事をした約10人のうち、接触者調査で20代女性、30代男性(ともに無職)が陽性と確認された。この他、40代男性(会社員)は同居家族と同居人各1人が濃厚接触者に、職場関係者4人が接触者となっている。