「たくさんの人に作品を」 四日市市在住の山内さんが初の個展

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     四日市市在住の山内開斗さん(21)が8月8日(日)から、鈴鹿市算所のショッピングセンター「鈴鹿ハンター」2階のギャラリーふくろうの森で、初の個展を開く。開催期間は同15日(日)まで。【作品の横に立つ山内さん=自宅で】

 山内さんは自閉症で、平日は仕事をし、休日や帰宅後に、作品作りに励んでいる。絵を描くことは3歳のころから大好き。題材にはパンダやカマキリなどを次々とスケッチブックに描いていったという。「本当にすごくたくさん絵を描く、スケッチブックは何冊にもなりました」と幼いころの様子を振り返る母・夕子さん。高校生のころからは、亀山市にある絵画教室「アトリエ エピ」に通い、現在も月に1回、同教室で学んでいる。

   想像の中で絵を決め、作品作りに臨む山内さん。自宅のリビングには、アトリエのように、作品作りに使うアクリル絵の具や色えんぴつなどが並ぶ。個展では、これまでに制作した約30点が展示予定で、どの作品も、明るく鮮やかな色使い、表情豊かな動物たちが楽しそうに描かれている。中にはF50サイズ(1167ミリ×910ミリ)の大きさの作品も。時には集中して、声を掛けられても、制作に没頭することもあるという。最近では、ウシを題材として描くことが多いそうだ。

   山内さんは初めての個展について「たくさんの人に作品を見てもらえたらうれしいです」と話していた。個展は入場無料。

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