小学1年生からプロの指導を受け、ボウリングの三重県ジュニア選手権大会のロージュニア小学生の部で優勝した真田怜祐君(三重北小6年)は、8月に開かれる全国大会での3位入賞を目指し、練習に励んでいる。
ボウリングが趣味の父の影響で小学校入学前からボウリング場に遊びに行っていた真田君。小学1年生の時、父の勧めで、朝日町のボウリング場「アソビックスあさひ」のジュニアクラブに入り、プロボウラーの指導を受け始めた。両手で投げる子が多い中、初めから7ポンド(約3㌔㌘)のボールを片手で投げていた。2年生から大会に出場し始め、4年生の時、上級生を制し県大会で優勝した。
マイボウル6個を使いこなし、現在の平均スコアは180代で、自己ベストは279。「上級生に勝てる時がうれしい」と話し、昨年は全日本小学生ボウリング競技大会で9位になった。指導するプロボウラーの坂倉凜さん(23)は、「ボールが高回転し、ストライクが出やすい角度で投球できる」と評価する。
10本並んだピンのうち奥の右端の10ピンが倒せないことが多いが、ボールをリリースする時に手の回転がかからないと10ピンが残ることに自分で気づいた。取り組む課題が見えたことでスコアアップが期待できる。憧れの選手にサインをもらい、一緒に写真を撮ってもらうことも多く「将来はプロボウラーになりたい」と意欲を燃やしている。
(2021年8月14日発行 YOUよっかいち第198号掲載)