PCR検査受けられず20代妊婦が流産 三重県

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 三重県は9月3日、四日市市で新型コロナウイルスに感染した家族の濃厚接触者になった20代の妊婦の女性が、PCR検査を受けられず、複数の産婦人科で診察を断られた後、8月25日に流産していたと明らかにした。

 県によると、女性は当時妊娠15週で、20日に夫の感染が判明。女性は無症状だったため、症状がある人を優先していた四日市市保健所のPCR検査を受けることができなかった。その後、腹痛と出血があり、産婦人科を受診しようとしたが、PCR検査を受けていなかったため診察してもらえなかったという。

 県はこの問題を受け、妊婦については無症状であっても検査を行う方針に統一するとしている。