特定外来生物「ヒアリ」 約300匹を四日市港で確認 

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 四日市市は10月13日、同8日に四日市港で環境省によって実施された特定外来生物「ヒアリ」の調査の結果、約300匹が見つかったと発表した。【調査によって発見されたヒアリ(環境省ホームページより)】

 発表によると、同省が実施する全国港湾調査の四日市港での調査で、調査事業者がコンテナヤード内に設置した粘着トラップにヒアリと疑わしいアリを確認。すぐに中部地方環境事務所、三重県、四日市港管理組合が確認箇所を調査し、舗装の継ぎ目から出入りしている状況を確認したという。

 同11日には環境省が専門家に種の同定を依頼し、12日にヒアリであることが確認された。確認されたのは働きアリ。調査事業者が確認箇所に殺虫餌を設置したという。

 ヒアリは体長2・5ミリ~6・0ミリ。全体的に赤茶色で、腹部は黒っぽい濃い赤色、直径25センチから60センチ、高さ15センチら50センチ程度のドーム状のアリ塚を形成する。

 引き続き、環境省などは発見場所、その周辺で目視及びトラップの設置による調査を実施し、四日市市も調査に協力していくという。万が一、ヒアリと思われるアリを見つけた場合は、強い毒を持つため触らないように呼び掛けている。見つけた場合は、市役所環境保全課(059-354-8188)か三重県四 日市農林事務所(059-352-0655)、もしくは中部環境事務所(052-955-2139)へ。