ウクライナ難民支援 募金をする小郷大郎君

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 大人も子どももペットもみんな幸せになってほしい――。四日市市松本の小郷大郎君(9)は、ロシアの軍事侵攻から隣国のハンガリーに逃れたウクライナ難民を支援する募金活動をしている。

 小郷君の母・幸子さん(43)は東日本大震災の影響で四日市に避難した人に必要な物資を届け、子どもを預かるなどの支援をしていた。震災後に生まれた小郷君も避難者の子どもたちと一緒に遊んでいた。母子避難者の一人鈴木久美さん(53)は、7年前ハンガリーに移住したが、小郷君親子との交流が続いている。

 今年2月、ウクライナへのロシアの軍事侵攻が始まり、ハンガリーに多くの人が避難。「周りの人に支えられた恩を返したい」とクラウドファンディングで、支援を募り始めた鈴木さんを、幸子さんも協力している。

 小郷君は母子避難者と交流がきっかけで「困っている人を助けたい」という思いが強くなり、「いつか助けになれば」と、6歳のクリスマスから、募金箱を作りお小遣いを貯めていた。友達やその保護者が募金をしてくれることもあり、1万4千円ほど貯まっていたという。幸子さんの提案もあり「このお金はウクライナの人のために使ってもらおう」と決めた。募金で集めた分を鈴木さんのクラウドファンディングの資金にするため、親子で参加している四日市ウミガメ保存会が行う吉崎海岸の海岸清掃の際に募金箱を置き、清掃参加者が募金してくれたそうだ。

 鈴木さんが「自宅敷地内にある別棟を供し、ペットも受け入れる予定」ということを知り、猫を飼っている小郷君は「ペットも家族。幸せになってほしい」と6月5日(日)に開かれる海岸清掃や近隣の教会でも寄付を募る予定だ。また「おにぎりの桃太郎」の同市内の全16店舗と、同中川原のAIRSIDE WORKS24と、同西日野の「菓子工房ことよ」にも幸子さんら支援者が依頼し、無期限で募金箱を設置した。小郷君は「子どものお小遣いでもみんなのお金と一緒にすれば、ウクライナの人の助けになると思う」とにっこり。鈴木さんのクラウドファンディングは下記の2次元バーコードから参加できる。目標額は100万円で5月27日現在79万6千円集まっている。支援募集は6月9日まで。

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※2022年6月4日(208号)発行 紙面から