【企業探訪】培った技術と真心でペット斎場を運営  サントイ株式会社

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 「四日市ペット斎場」を運営するサントイ株式会社(四日市市川島町)は、ボイラー設備で培った経験と最新技術で、ペット向けの火葬炉、移動火葬車、脱臭炉・熱風炉、葬儀を手掛けている。「飼い主の心に寄り添い、心のこもった別れの提案」を掲げている。【ペット用棺を手にする藤井七海さん=四日市市川島町で】

 

【ペットが眠る霊園】

 1960年に焼却炉などのボイラー設備の製造販売、メンテナンスをする「藤井工業所」として創業。ダイオキシン対策焼却炉など時代のニーズに合わせた商品開発に力を入れてきた。2代目の藤井伴明代表取締役は、「ペットの最期を家族同様に見送りたい」という飼い主の希望に、培った技術で応えようと、90年代後半から動物火葬炉の開発を手掛け、特許も取得。寺院などに販売してきた。自身もペットを飼っていたため供養する手段があればと、2008年に四日市ペット斎場をオープンした。

【骨壺などペットのメモリアルグッズ】

 

【ペットの火葬炉】

【ペット火葬炉(車載型)】

 自宅で火葬を希望する人には臭いや有害物質の発生を抑える装置を備えた火葬車で最期の別れを手伝う。葬儀や供養を希望する人には、読経付きの葬儀や、霊園や納骨堂への納骨もする。犬や猫の足型をとって残し、お骨を入れるペンダントなどメモリアル商品も用意。真心を込めて飼い主に寄り添う。

 同社社員の藤井七海さんは、動物葬祭ディレクター1級の資格を取得。愛した大切なペットとの別れに、言葉を失う飼い主に接する機会もある。亡骸を寝かせ花や好きなペットフードを供え、別れの時間を持ち、お骨を拾うことで、気持ちの整理を支える。「最愛の家族であるペットを悔いの無いように見送っていただけたら。弊社の培った技術、そして真心込めたサービスを提供していきたい」と語った。

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