四日市市域の最北東に位置する富洲原。1970年代、この地区を題材にした曲「富洲原には住めない」が作られ、市内を中心に流行した。同市新々町で喫茶店を営む垣内克己さん(72)、紀さん(72)夫妻は、曲をヒットさせたアマチュアバンド「スヌーピー」の元メンバー。近年、インターネットで曲を聞き、驚いたという。
レコード曲がネットに 元メンバー驚き
スヌーピーは、当時市内で活動していた3つのバンドが、レコード制作のためにコラボしてできた7人組グループで、3年間ほど活動。垣内さんはリードギター、紀さんはキーボードを担当し、夫婦で参加していた。レコーディング直後にメンバーの1人が病死したため、追悼の意味も込めてレコードを世に出した。「富洲原には住めない」はB面に収録。歌詞では富洲原について「娯楽設備は全然ない」「春の小川には鯨も泳ぐ」「近鉄線もたまに止まる」などと歌われ、比較される県内の地名がいくつも登場する。曲は「石榑峠の萬屋」というグループの同名曲をカバーしたもので、富洲原について石榑峠の萬屋は「都会過ぎて住めない」と歌うのに対し、スヌーピーは「田舎過ぎて住めない」と意味を180度変えて歌っている。

音楽活動に明け暮れていた頃の垣内さん(左)
















