全国コンテストで好成績 伊賀市 桜丘中・高 放送部

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▲賞状などを手にする放送部の部員たち

 中高一貫校の私立桜丘中学・高校(伊賀市下神戸)の放送部が今夏、全国規模のコンテストで好成績を収めた。

幅広く取材展開 NHK杯で入賞

 放送部はNHK杯の高校テレビドキュメント部門で優良賞、研究発表部門で研究奨励を獲得。中学ラジオ番組部門でも優良賞を受賞した。高校は4年前に優勝を経験している。

 高校テレビドキュメント部門の作品名は「純潔教育‐教えない大人たちへ‐」。日本の学校での性教育を海外と比べて「遅れている」と問題視し、当事者の高校生から専門家、政治家、性教育に取り組む団体など幅広く取材を展開した。扱う範囲を限定する日本の性教育に対して「ネットなどで誤った認識をしてしまう前に、小学校から正しく教えるべき」と指摘した。

 制作メンバーの一人、前部長で高校3年の松田峻弥君(17)は「難しいテーマを高校生目線で追い掛け、見る人の興味が続くよう編集手法も工夫した。評価してもらえて、うれしかった」と振り返った。

 中学ラジオ番組部門の作品名は「ロンドンからの転入生」。帰国子女で中学3年の男子生徒を取り上げ、日本語がうまく話せない状況や思いを取材した。放送部のアナウンス練習に加わってもらい、上達に向けて一緒に取り組む様子をまとめた。男子生徒の強みを生かそうと、英語で校内放送に挑戦してもらい、その様子も紹介した。

 制作メンバーの一人で3年の志田悠晟君(15)は「決勝に残れるとは思っていなかったので、うれしかった。改善点が見つかったので、今後の活動に生かしたい」と話した。

 部長で高校2年の吉永悠人君(17)は「もう次の大会に向け、取材を進めている。先輩たちに続いて全国大会で良い成績を残せるよう頑張りたい」と意気込む。設立以来、19年間顧問を務める村上嘉男教頭は「さまざまな人と出会えて、成長できるやりがいのある部活。卒業生の中には、映像の世界に進んで輝いている人もいる。生徒たちには、更なる活躍を期待したい」と話した。

※2022年10月1日(212号)発行 紙面から