パラオ共和国の5人、四日市市上下水道局で「無収水」削減など学ぶ

838

 西太平洋にあるパラオ共和国から、水道事業の研修のため、国の公共事業公社の職員5人が三重県を来訪、10月24日は四日市市上下水道局で「無収水」を減らすための技術などを学んだ。漏水カ所を探し出す機器などの説明を聞き、参考になった様子だ。【四日市市上下水道局で、漏水をどう見つけるか、機器をどう扱うかなどの説明を受ける研修生たち】

 無収水は、漏水などによって料金を徴収できない水のこと。水道管の漏れなどが原因になる。パラオ共和国では川からの取水で水道水をまかなっているというが、無収水の割合が50パーセントほどになるといい、日本の数パーセントに比べて大きい。水道管の古さなども原因らしいが、正しい収益のためにも状況を改善させたいところだという。

 国際協力機構(JICA)が現地で無収水の削減能力を高めるプロジェクトを進めており、その一環で、四日市市の国際環境技術移転センター(ICETT)を通して県内の研修プログラムを進めているという。四日市市では25日を含め、市の水道の概要、配水管管理、料金管理など幅広く学ぶ。

 パラオの一行は、10月21日には県企業庁で研修した。今後、埼玉県のトレーニングセンターで受講するほか、10月下旬から11月にかけては志摩市、伊勢市、鳥羽市の水道担当部署でも研修する。鳥羽市では海底送水管についての説明も受けるという。