キオクシア四日市工場で最新の第7製造棟が竣工、生産始まる

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 半導体メモリー大手、キオクシア株式会社の四日市工場(三重県四日市市山之一色町)で10月26日、第7製造棟の竣工式があった。次代の製品の開発や量産をも視野に入れた最新の製造棟で、これまでの製造棟と合わせた四日市工場全体の生産能力は1.3倍に高められるという。【7階建ての巨大な姿を見せたキオクシア四日市工場第7製造棟=四日市市山之一色町】

 第7製造棟は鉄骨7階建てで、建物内に2層のクリーンルームを持つという。建屋面積は約2万平方メートル。今回は第1期分にあたり、2021年2月に着工し、22年4月に建物が完成、その後、秋の量産体制に向けて製造設備などの搬入、設置を進めていた。第1期分の投資総額は1兆円規模になる。第2期分の着手時期などは未定という。

 新しい製造棟でつくるのは、メモリーセルを垂直方向に162層にわたって積層できる第6世代の3次元フラッシュメモリーで、さらに進化する、その先のフラッシュメモリーにも対応できるよう、開発と量産を一体化して進められる製造棟になっているという。これらの投資や開発などについては、米国のウエスタンデジタルコーポレーション(WD)との共同作業として進められる。

 竣工式ではキオクシアの早坂伸夫社長、WDのシバ・シバラム技術兼戦略統括プレジデント、一見勝之三重県知事、森智広四日市市長らが参列し、新しい製造棟の玄関でテープカットもした。

 早坂社長は「デジタル化を支えるメモリーは今後の社会に欠かせないものであり、世界のお客様にそれを届け、環境など様々な課題の解決に当社も貢献していけるように努めたい」などと話した。

 (空から撮影された第7製造棟の風景と、クリーンルーム内の様子は、いずれもキオクシア提供)