四日市で地域主催の「RUN伴+」、20チームが市内を走る

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 認知症への理解を広げようと、三重県四日市市で11月19日、「RUN伴+四日市2022」が開かれた。20チームの当事者や支援ランナーなど70余人と応援50人余が市内の約25キロでタスキをつなぎ、市民公園でゴールした。途中9カ所の中継点では、多くの人が応援に訪れ、ランナーと笑顔で走り切った姿をたたえあった。【市民公園で手をつないでゴールする参加者のみなさん。左は森智広市長=四日市市安島1丁目】

 2019年までは全国組織の実行委員会によって開催されていたが、地域ごとの開催に変更になり、今回、三重県では四日市が初の地域開催方式のRUN伴を実現させたという。コロナ禍で過去2年は走り方も変更になっており、市内にルートを設けて外を走るのは3年ぶりという。

 開会式と午後9時半のスタートは四日市市楠町の楠ふれあいセンターゆめの木。そこから塩浜、内部、日永、四郷、常盤、中部の市内各地区を走って、シンボルカラーのオレンジ色を沿道に印象づけた。

 塩浜地区にあるユマニテク医療福祉大学のキャンパスでは、介護福祉学科2年の約30人らが横断幕や風船の飾りなどで中継点を設営。「あなたの頑張りはきっと誰かが見ている」「可能性は無限大」などと手書きした旗を持ってランナーを迎えた。

 学生たちは講義で認知症のことを勉強し、実習などで接してもいるが、こうした機会は貴重という。「走った人に喜んでもらおう」と、色紙などでつくったメダルや花束も準備した。市内の85歳の女性は出迎えられて、学生からメダルと花束をもらい、「こんなのいただけるなんでびっくり。楽しかった」と話していた。

 市民公園のゴールでは、森市長が100人を超す応援の人たちを前に「今年、四日市は『四日市市認知症フレンドリー宣言』をした。もっと取り組んでいく」とあいさつ。山内加奈江実行委員長は「たくさんの笑顔が見られ、やってよかったと思いました。認知症の人とともに暮らしていける社会を広げていきたいと思います」などと話していた。