【希望の星】卓球がいちばん大切 白子高校 由井心菜選手

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練習に励む由井さん=鈴鹿市で

 栃木国体の卓球三重県チーム(少年女子)が5位入賞に貢献した県立白子高校(鈴鹿市)2年の由井心菜さん(16)は四日市市立内部中出身。高校での全国制覇を目指し、練習に励んでいる。

 父は全国トップレベルで活躍、6歳上の兄も卓球部という環境で、自身も小学4年生の時、鈴鹿市の卓球チーム「21クラブ」へ。6年生で県大会優勝、東海大会でベスト8になるなど力をつけていった。中学校の卓球部に所属しながら、同クラブで練習を重ねた。東海大会で優勝し、全中入賞を目標にしていたが、新型コロナの影響で中止になった。

長身で大きなプレーが武器

 全国大会出場の常連である同高に進学、昨年は三重とこわか国体の代表に選ばれるも中止、その年の11月練習中に右側の肋骨を骨折。全国大会である全日本卓球選手権大会を控え、1週間後に練習を再開。ジュニアの部で4回戦まで勝ち上がった。

 今年の全国高校総体はダブルスでベスト16。栃木国体の3回戦では、最初の2セットは負け、4セットめでは1セットが10分を超えると適用され、長時間の試合を防ぐ「促進ルール」に入った。その状況からでも勝ちにこだわり、3対2で勝利した。

 172センチと長身でリーチが長く、大きなプレーで安定感があり、男子のようなドライブが武器。その反面小さい動きではスピードが落ちる。フォームを小さくし、キレを出すことが課題だ。

 遠征で授業に出られず、テスト前に提出物に追われる苦労もあるが、全国制覇という夢を叶えるため妥協はしない。「卓球が一番大切」と挑戦を続ける。

※2022年11月5日(213号)発行 紙面から