一緒に勉強、それぞれが探究、四日市でグループ萌絵画展

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 三重県四日市市の市文化会館で11月23日、「グループ萌(ほう)絵画展」が始まった。デッサンやスケッチの勉強を共にしながら、それぞれの好みや立場で探究している絵の仲間が、年1回のペースで作品を発表している。第1展示室で27日まで、入場無料。【風景、人物、静物など、メンバーそれぞれの作品が並ぶ会場=四日市市安島2丁目】

 新型コロナの感染拡大で2年前に一度中止したものの、そのほかは毎年開いてきており、今年は29回目。12人が出品する予定だったが、1人は事情ができたといい、油絵を中心に全体で約50点を展示した。

 グループのメンバーは四日市市など北勢地域に住む60~80歳代の人たちで、会社勤めのころから長く絵を続けている人も多い。グループは毎月2回、人物のデッサンで集い、しばらくコロナ禍で遠くに行けなくなったが、年2回のスケッチ旅行もしてきたという。

 会場には、鈴鹿の山並み、春の伊吹山、ルーマニアなど海外の風景、女性の座像などの作品が並ぶ。「ウクライナに平和を」と副題を付けた作品や、沖縄復帰50年をテーマに、本島や宮古島、石垣島で描いたはがき大の絵を幾つかまとめて額に収めた作品もあった。

 メンバーのひとり、佐藤良夫さん(73)は「ニースの古い港」、最近、スケッチで出かけた鈴鹿市の白子漁港で描いた「船溜まり(白子漁港)」などを出品。「絵を描くむずかしさなどを絵画展の期間中に仲間と話し、また新しい一歩を踏み出すのが楽しみ」などと話していた。