インスタで店紹介、映えるベンチも、泗商生徒が商店街活性化のアイデア発表

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 三重県立四日市商業高校(泗商)の生徒が商店街活性化のアイデアをほぼ1年がかりで考え、12月1日、商店主ら関係者を前に発表した。お店はインスタグラムで紹介、カラフルな絵を描いたバス停ふうのベンチをつくり、商店街の中に置いた。若い視点で考えたアイデアに、商店主らも楽しそうだった。【バス停ふうのベンチと四日市商業高校の生徒たち=四日市市諏訪栄町】

 学校でシティマネジメントを受講した3年生17人が、自ら「シティガールズプロジェクト」と名付け、「幅広い世代に受け入れられるものを」とインスタ、映(ば)え、ラジオ、発表、の四つの班で検討開始。若い世代らしく、ラジオは途中から動画になったという。

 インスタの店紹介は、実際に生徒たちが近鉄駅前の中心商店街を歩いて撮影。自分たちで店と交渉し、食レポなどを交えながら、楽しくまとめた。

 映え班のバス停ふうベンチは、商店街を訪れた人が休憩し、ついでに、いい写真が撮れる「映えスポット」になることを祈っての制作。ベンチのデザインには学校で活動する部活を盛り込み、白地にギター、バスケットボール、バット、トランペットなどの絵が描かれている。

 生徒たちは、インスタの取材などで協力してくれた商店主らに「インスタグラムはじめました」(CITYMANAGEMENT2021)のチラシを渡し、この取り組みで自分たちのいろんな能力を高めることができたことも報告した。

 発表のあと、生徒たちはバス停ふうベンチを自分たちで運び、商店街の中を通る旧東海道の一角にある水谷仏具店の前に置いた。

 

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