大人のサポーターを募集 高校生が主体の 団体「みんにこ」 四日市市

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 多文化共生をテーマにまちづくりを進めてきた四日市市笹川で、高校生が主体となって活動する団体「みんにこ」は、大人のサポーターを募集している。【落ち葉を集める東さん=四日市市笹川】

 西笹川中学校には「多文化共生サークル」があり、メンバーが地域の人と、国籍や世代を超え交流していた。中学を卒業した同サークルのメンバーが中心になり、2019年に「みんにこ」が誕生した。
毎月1回のフードパントリーと、団地内の学校の草刈りを企画、小学生も多く参加している。草刈で出た草をたい肥にしてごみを減らすことを考え、できたたい肥で、サツマイモを作り焼き芋イベントを開くことになった。たい肥作りのノウハウも経験もなく、力作業も必要なため、大人のサポートがないとできないことが分かり、サポーターを募ることした。

 同会世話役の西村忠祐さんは「活動に参加する小学生の保護者世代の方にサポーターになっていただければ、世代や国籍を超えた交流も可能になる。力を貸していただきたい」と期待を寄せている。
12月3日に実施した草刈には同中OBで、笹川東小学校(現笹川小学校)で外国にルーツがある子を対象に適応指導員をしていた東ルイザさん(33)が「協力したい」と親子で参加した。みんにこ会長の小久保未羽さん(四日市農芸高校3年)は、「高校生ではできないことを支えてもらい、ごみを減らし交流を深めたい」と笑顔で語った。

 次回の活動は12月17日(土)午前9時から。公式LINEで活動内容を発信し、問い合わせも受け付けている。下記の2次元バーコードから閲覧できる。