「信頼され、様々な事業に取り組む」、四日市商工会議所の新春賀詞交歓会に180人余集う

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 四日市商工会議所の新春賀詞交歓会が1月5日、三重県四日市市であり、会員企業の代表者、国会議員、国や県の関係者、市議会議員ら180人余が出席した。小川謙会頭(日本トランスシティ会長)は「四日市の企業や市民に信頼される商工会議所として、様々な事業に取り組んでいく」などとあいさつした。【鏡割りをする小川謙会頭(中央)や森智広市長(右から2人目)ら=四日市市安島1丁目】

 新型コロナの感染拡大の影響で3年ぶりとなった開催。会場の四日市市安島1丁目の都ホテル四日市「伊勢の間」には、衆議院議員、参議院議員や三重県の廣田恵子副知事、森智広市長らも出席した。感染対策のため、コロナ前には500人を超えた参加者数はかなり減っているという。

 昨年11月に就任した小川会頭はあいさつで、「少子高齢化による労働力不足が叫ばれる中、地域の中小企業の事業継承のためにDX(デジタルトランスフォーメーション)」の導入やその支援を充実させる活動に取り組む」と話した。

 四日市のカーボンニュートラルの実現に向け、「エネルギー拠点として機能し、臨海部に立地する企業の技術や、港がもつ機能を最大限に活用するなど、官民一体で検討を進める」とした。

 「道路整備や港湾機能の強化も不可欠」とし、「北勢バイパス、四日市港霞ヶ浦地区北埠頭81号岸壁、東海環状自動車道などの早期完成に向けて活動を続ける」と話した。

 「中央通りや四日市港千歳町一帯を含めた港まちづくりも進める必要がある」とも述べ、「新たな街のにぎわいの創出にも積極的に協力する」と話した。

 小川会頭ら商工会議所幹部や来賓は舞台で鏡割りをし、会場全体で乾杯して、よき1年を願った。