桜の名所増やしたい、岡田文化財団が三重県「さくらプロジェクト」を発表、苗木5000本を寄贈へ

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 三重県に新しい桜の名所をつくろうと、公益財団法人岡田文化財団が三重県「さくらプロジェクト」を発表、2月8日、四日市市内でスタート式を兼ねた記者会見を開いた。3年間で5000本を目安に桜の苗木を希望する地域の個人や団体などに寄贈する。50本以上の桜を植えられて地域の人が集える土地を確保し、どうして桜を植えたいのかなど将来の夢を添えて申し込む。募集は3月1日から5月31日まで、財団のホームページで受け付ける。【桜の苗木を一見勝之三重県知事に手渡す岡田文化財団の岡田卓也理事長(右)=四日市市安島1丁目】

 スタート式は都ホテル四日市の鈴鹿の間であり、財団の岡田卓也理事長、三重県の一見勝之知事が出席した。岡田理事長は、若いころ、四日市財界の先輩、伊藤伝七氏が三滝川の堤防に桜を植えたが、堤防が弱くなるとの理由で伐採されてしまい、残念に思ったなどの逸話を披露。「私も98歳になり、何か三重県にと、今回のプロジェクトを考えた。桜の名所をつくり、三重に観光にいらっしゃる方のためになるよう、ご協力をいただきたい」とあいさつした。

 一見知事は「三重県をふるさとにする私にとってもありがたいお話。三重県には自然の海も山もあるが、そこに彩りを添えていただける。外国人も含め、三重に来たら多くのところで桜を見ていただけるよう、県としても全力で協力させていただきたい」などとあいさつした。

 今後のスケジュールは、3月1日から5月31日まで、財団のホームページで植樹の希望地を募集する。財団が審査したうえで、今年7月に贈呈先を発表し、同月から2026年3月までの3年にわたって植樹していくという。品種など、その地に合ったものを検討しながら決めていきたいという。