横断歩道は歩行者優先! 住友電装を「ACTION38」の推進モデル事業所に指定

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 横断歩道では歩行者が優先することを意識してもらおうと、三重県警が独自の運動「ACTION38」を進めている。この運動に協力してもらう推進モデル事業所に3月2日、四日市市の住友電装株式会社が指定された。従業員に率先して模範的な運転をしてもらうなど、運動を広げる役割を担ってもらう。【指定書を受け取った住友電装常務執行役員の下田典史さん(左から2人目)。その右が射場重人四日市南署長=四日市市浜田町】

 指定式では、四日市南署の射場重人署長が指定書を住友電装常務執行役員の下田典史さんに手渡し、業務用車などに貼ってもらうステッカーも渡した。下田さんは「安全運転は社会的な責務だと思うので、社内の委員会などを活用して啓発していきたい」などと話した。射場署長は「1人でも多くの人に趣旨を伝え、事故をなくしていきます」と話した。(業務用車に貼ってもらうステッカーも渡された)

 「ACTION38」は、道路交通法第38条に「横断歩道における歩行者等の優先」が規定されていることから名付けた運動で、県警が昨年秋から始めた。県内各地でモデル事業所を指定しており、現在、20社を超えるところまで来ている。四日市南署管内では昨年12月に株式会社ENEOSマテリアル四日市工場、今年2月にJSR株式会社四日市工場を指定しており、今回で3社目になった。

 三重県は、JAFの全国調査(2019年)で、信号のない横断歩道を歩行者が渡ろうとしている時に車が停まる停止率が3.4パーセントと全国最悪だったことがある。マスコミなどでも取り上げられ、1年で停止率は上がったものの、長野県などの先進県に比べると、まだまだという状況だ。

 横断歩道で停まってくれた車に、子どもたちが「ありがとう」と声をかけ、ドライバーの意識を高めてもらう運動も一方で広げられているが、基本は、まず運転者が横断歩道で停まる意識を高めることで、「ACTION38」はドライバー側へ直接呼びかけて改善を進めてもらう運動だともいえる。