西洋野菜、青パパイヤ、梨、四日市市にはこんなに農作物が! 市が3農園を紹介する動画を作成、かぶせ茶シリーズの続編も

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 工業都市の印象が強い三重県四日市市だが、実は農産物でも誇れるものが栽培されている。地元の農業を知ってもらおうと、四日市市は市内三つの農園をピックアップした動画を作成した。同時に、昨年3月に発表した「かぶせ茶」についてのシリーズ動画の第3、4弾も発表した。【農園を紹介する動画の一場面=四日市市提供】

 動画「四日市の生産者と農産物の紹介」は、西洋野菜を栽培している「ひなた農園」からスタート。この農園の吉田菜穂子さんが、無農薬、化学肥料を使わない土づくりからの栽培を語る。イタリアやフランスの季節の野菜を栽培し、地場の野菜として人気を得ている。(動画でも紹介されるオクラ『ダビデの星』)

 青パパイヤを栽培している「寺田農園」。寺田俊治さんは、会社勤めの最後のころ、タイでこの野菜を教えられ、ある人との出会いもあって栽培するまでに。どんな料理にも合うといい、ジャムやコンポート、ドライフルーツのような加工もしている。

 最後は「石川果樹園」の梨。石川秀樹さんが枝の仕立ての工夫、伊吹おろしや雪で冬の温度が下がるため、栽培が難しい面もあることなどを語る。「四日市に梨あったん?」と驚く人もいるというが、ファンも多く、梨農家のノウハウを結集できたら、もっとすごいことができるのではと夢も語る。

 動画は、時折、鈴鹿山系をバックに農園を映し出す。緑が豊かで、コンビナートで有名になった風景と異なる、四日市の別の顔を見せる。

https://www.youtube.com/watch?v=RmXmhDfCT5E

 「かぶせ茶シリーズ」はヴィアティン三重バレーボールチームのメンバーが地元の茶農家女子会の会員とクイズなどでかぶせ茶の魅力を伝える。バラエティー風味が楽しい。今回の第3、4弾は、かぶせ茶づくりでは欠かせない寒冷紗(かんれいしゃ)と呼ばれる遮光ネットを茶畑にかぶせたり、巻き取ったりする速さを競うが、茶農家女子の身のこなしの軽さに驚かされる。(寒冷紗で運動選手と茶農家女子の戦い)

https://www.youtube.com/watch?v=quTUhTA3LsI

https://www.youtube.com/watch?v=E82JSPwb2sc

 四日市市は地域の農業を知ってもらおうと、「地産地消バスツアー」を2002年度から続けているが、新型コロナウイルスの影響でツアーが実施できないこともあって、動画を作成したという。四日市市役所のホームページから「記者発表・会議案内」→「記者発表資料」に入り、令和5年3月の中の「四日市市の産地紹介動画とかぶせ茶PR動画」を見ると、動画へのリンク先やQRコードが掲載されている。

(動画の場面、動画へのリンク先、QRコードは四日市市の提供です)