近鉄百貨店四日市で手塚治虫の人気キャラクターらの版画展、「鉄腕アトム」のTVアニメ60周年を記念

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 「鉄腕アトム」のTVアニメ開始60周年を記念する「手塚治虫 版画展」が4月26日、三重県四日市市の近鉄百貨店四日市店4階アートステーションで始まった。手塚治虫の人気作品の版画や、愛弟子で手塚プロダクションの作画監督も務めている小林準治さんの絵画作品、手塚治虫の貴重な直筆原画など計約40点を展示している。観覧は無料で、5月2日まで。【おなじみの作品の主人公が並ぶ会場=四日市市諏訪栄町】

 手塚治虫の人気漫画は、漫画としてだけでなく、その後、美術作品としても国際的に高く評価されてきた。「鉄腕アトム」は1963年に国産初のテレビアニメーションとして放送が開始されたが、週1回放送というハードスケジュールを成立させるための多くの技術的な工夫を生み出し、その後の日本のアニメに与えた影響は大きい。

 会場に並ぶ版画約30点は、手塚プロの監修のもと、ピエゾグラフという精巧な印刷技術を用いたものといい、鉄腕アトム、ブラック・ジャック、火の鳥、ジャングル大帝、リボンの騎士などの主人公らが魅力的に描かれている。作品の同年代を生きた人にはなつかしく、現代っ子には新しい魅力をもつキャラクターたちだ。

 小林さんの作品5点は、手塚治虫の人気キャラクターを描いているが、手塚とは少し異なり、小林さんの味わいが加わった独自の作品にもなっている。直筆原画5点は、手塚治虫が18歳の時の作品とされる「マアチャントンチャン」、「アドルフに告ぐ」や「火の鳥 太陽編」の原画、「聖書物語」の構想図などが展示されている。展示最終日の5月2日は午後3時半まで。(独特の味わいが加わった小林準治さんの作品)