ほっとする和の空間で楽しむアート 四日市市の古民家で「JAZZMANを描く」絵画展 5月13、14日の2日間

1779

 四日市市松本の建築家斉藤和人さんが、自身が改修を手掛けた四日市市西新地の古民家「やまだや」で、ジャズ音楽の演奏家の絵画展「ジャズマンを描く」を5月13(土)、14(日)の午前10時から午後5時まで開く。【作品を見る斉藤さん=四日市市松本で】

 絵を描くことが小学生のころから好きだった斉藤さん。学校の課題は友達の分まで描いてしまうほど。それは自然と建築好きにつながり、母が愛読する婦人雑誌のインテリアの写真をスクラップする幼少時代だった。中学に入るころから父のジャズや映画音楽のレコードを聴くようになった。

 成人し、大手建設会社に就業の後、地中海の住宅を学びたくなりスペインに移住。他国の文化を理解する中で、日本にはその風土風習から生まれた和の空間こそ必要と気づかされ和モダンな家の建築家となった。2007年に「アグラ設計室」を開業。仕事が順調、子育てもあり多忙になり絵は描けなくなった。

 昨年iPadでの作画を思い立ちジャズマンの絵を描き始めた。iPadなら用意や片付けが不要で、仕事の後ソファで寛ぎながら絵を描けた。

 そのころ、築75年の古民家改修の依頼を受けた。邦楽師と日本舞踊の師範が住んだその家は、照明の笠や建具ひとつひとつに趣があり、和の遊び心にあふれていた。和モダンへの愛も強く、いつもに増して力が入り、新築以上のこだわりと熱量で手掛けた。

 完成後、依頼主とジャズマン絵画の個展を開く話が持ち上がった。斉藤さんは「ほっとする和の空間で、ジャズとアートを楽しんでほしい」と語った。入場無料。問い合わせはメール(agra@nifty.com)まで。

(2023年5月6日発行 YOUよっかいち第219号より)