新型コロナ「定点把握」三重県が初公表 1定点2・17人

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【三重県庁=津市広明町】

 三重県は5月16日、新型コロナウイルスの8日から14日までの発生動向を公表した。コロナの感染症法上の位置づけが5類に移行されたことを受け、「全数把握」から「定点把握」に改めてから初めての発表となった。

 県は、県内72か所の医療機関を「定点医療機関」に指定している。今回からは、定点医療機関から1週間に報告された新規感染者数を集計後、1定点あたりの平均の感染者数を毎週火曜日に発表する方法に改めた。これはインフルエンザの発生動向を把握する方法と同じだという。

 発表によると、1定点あたりの平均の感染者数は2・17人。県によると、この人数は横ばいとみられるという。

 保健所の管轄別では、桑名保健所が5・2人、四日市市保健所が1・8人、鈴鹿保健所が2・2人、津保健所が1・91人、松阪保健所が1・13人、伊勢保健所が1・64人、伊賀保健所が1・25人、尾鷲保健所が0人、熊野保健所が4人となっている。

 16日午前9時時点で、県内の入院患者は34人、重症者は0人。病床使用率は8・3%。

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