ショッピングセンターで学べる都会型、イオンモール四日市北に「ドローンスクール四日市」が開校

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 三重県四日市市のショッピングセンター、イオンモール四日市北に5月25日、「ドローンスクール四日市」が開校した。開設者によると、三重県内では初の屋内商業施設内にできたドローン学校という。全国的に仕事の需要が高まっているといわれるドローンパイロットの育成のほか、ドローン技術の活用の幅を広げていきたいという。【ショッピングセンターの一角に構えるドローンスクール四日市=四日市市富州原町】

 学校は、イオンモール四日市北の専門店街の2階に開き、若者向けのおしゃれの店のような外観。店内に入ると、ドローンの操縦技術を習うための軌道曲線などが床に描かれ、内壁も外国のストリートふうなデザインになっている。

 屋外型やプレハブ、テントなどの室内設備を設けて運営されてきたドローンスクールが多いなか、ショッピングセンターのような空調が完備して天候に左右されない快適な環境で勉強できる都会型スクールをめざしたという。

 開設したのは三重県松阪市広陽町に本社がある株式会社ゴートップで、開校式では代表取締役社長の青山光洋さんが「空撮や施設点検、物流など、ドローンを活用することが多くなった。パイロットの不足が話題になっているが、ドローンは少子高齢化時代の生産性を高める役割を果たす力もある」などと、パイロット育成への学校の使命やドローンの将来性について語った。(あいさつするゴートップの青山光洋社長)

 ゴートップは、印刷業から始まった会社だが、ユーチューブの動画を手掛けるようになって、空撮などドローンを活用する機会が多くなり、ドローンの分野に本格的に力を入れるようになったという。

 ゴートップの資料によると、様々な条件下で年間100時間以上のフライト経験を積んだドローン操縦士がサービスを提供し、国土交通省の認定カリキュラムを導入し、2022年12月に制定された国家資格「二等無人航空機操縦士」や「ドローン操縦士回転翼3級(DPA)」の取得を目指すことが可能という。夜のコースもあり、仕事帰りの受講もできるという。

 

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