高規格救急自動車を寄贈、四日市市内の整形外科院長が市消防本部へ

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 四日市市消防本部に市内の整形外科院長から高規格救急自動車の寄贈があり、6月4日、配備先の南消防署南部分署で寄贈式があった。個々の病院長から高規格救急自動車が寄贈された例は市消防本部では初めてという。現在、管内では11台の高規格救急自動車が走っており、そのうちの1台に仲間入りして活躍する。【高規格救急自動車の前で記念撮影に応じる井上健司院長(右)と森智広市長=四日市市泊村】

 寄贈したのは四日市市高角町、医療法人報謝会いのうえ整形外科の井上健司院長(47)。「社会に支えられて今の自分があるのだから、私からも社会に恩返しをしたいと考えた時、コロナ禍で出動件数が増えて救急車が足りないという話を聞いて、消防本部に相談しました。今後も救急車の寄贈が続くきっかけになればいいと思い、今回の寄贈を決めました」と話した。

 寄贈式では井上院長が森智広市長に目録などを渡し、森市長からは井上院長に感謝状が贈られた。消防本部からの提案もあって、あらたな高規格救急自動車は井上院長の長男の名前にちなんだ「こうすけ号」と命名された。こうした命名も市消防本部では初めてのことという。

 高規格救急自動車は、救急救命士が活動しやすいよう、従来の救急車に比べて車内が広く設計されているほか、高度な救命処置ができる機材を積んでいる。そのため、車の値段も高級スポーツカー並みになるという。南消防署南部分署の現在の高規格救急自動車はまもなく使用年限になるため、その後任の役目を今回の寄贈車が果たす。