変則交差点解消で通行しやすく、7月1日から通行開始を予定、四日市市の市道西阿倉川62号線

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 クランク状の変則交差点で朝夕の交通渋滞が目立っていた四日市市西阿倉川の市道西阿倉川62号線と市道西阿倉川万古線の交差点が、7月1日から十字交差点になる。6月29日、市が定例記者会見で発表した。市は、これにより、交差点内の信号の数が減り、車の通行がしやすくなって渋滞解消につながると見ている。【変則交差点の解消を説明する森智広市長=四日市市役所】

 クランク状の道路を走る車は二つの交差点を通り抜けるような走り方になり、これに伴う対向車線の信号などにより、夕方には大きな渋滞になっていたという。市道西阿倉川62号線から市道阿倉川野田線へ向かう車、あるいは逆方向に走る車は、新しく設置された道路で十字交差点の信号をひとつ過ぎるだけでよくなる。これに伴い、市道阿倉川万古線を走る車も、青信号の時間帯が増え、渋滞解消につながる見通しだという。(工事前と工事後の交差点の形状)

 この交差点付近の道路状況については、市が2015年度から調査、測量を始め、2020年から工事に入っていた。通行開始日は7月1日の予定で、6月30日の夜間(午後10時以降)から信号機の切り替え工事や車線の引き直しなどを行うという。雨天になると工事に遅延が生じることがあり、その場合、通行開始日も翌日以降になるという。周辺での関連工事がしばらく続くため、完全に工事が終わるのは今年秋ごろの見通しという。(十字交差点への移行工事が進む現地)