野球のよさ伝えたい、四日市の中村優心さんがJICA海外協力隊員としてコスタリカへ

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 三重県四日市市出身で南山大学生の中村優心さん(21)が、JICA海外協力隊員としてコスタリカで野球の技術指導などをすることになり、7月3日、森智広市長を表敬訪問した。海星高校野球部で練習した日々の経験を活かし、2年間、子どもらを相手に、野球の魅力を伝えたいという。【野球の普及のためコスタリカへ向かう中村優心さん(右)と森智広市長=四日市市役所】

 中村さんは、小学校2年生で野球を始め、海星高校野球部時代は県大会の決勝まで進んだが、レギュラーとしてベンチには入れなかったという。「選手は無理でも、プロ野球の世界で働きたい」と思う気持ちは強く、南山大学のスペイン=ラテンアメリカ学科に進学してスペイン語を勉強。いつか、野球の通訳になる夢を描いている。

 海外協力隊員の先輩にも話を聞き、将来の夢の実現のためにも、海外で野球を指導する機会を得られたらと応募し、合格した。2023年度第1次隊に入り、この7月25日から2年間が活動期間になる。中村さんは現在3年生で、休学して向かう。

 コスタリカでは、エレディア県サントドミンゴ市の野球協会に所属して、小学校などを巡回し、野球の普及を手伝うという。コスタリカの人気スポーツの第一はサッカーだが、野球の楽しさを伝えたいという。「麻薬などが日本より子どもたちに影響を及ぼしていると聞くので、野球を通して人間形成をする日本式の野球のよさも伝えられたら」と話した。

 JICAによると、海外でのスポーツの普及支援活動は、野球、ソフトボール、柔道、卓球など多種目にわたっているという。