4年ぶりに顔を合わせて意見交換、四日市で日米中の高校生による「地球環境塾」始まる。

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 三重県四日市市の高校生と、友好都市の中国・天津市、姉妹都市の米国・ロングビーチ市から招いた高校生が一緒に環境問題について意見を交換する「地球環境塾」が8月1日始まった。それぞれ4人の12人の高校生たちは、合宿しながら企業や施設を訪問するなどして見識を広め、最終日の8月6日、四日市市立博物館1階講座室で市民公開の成果発表会を開く。【森智広市長、樋口龍馬市議会議長(左端)への表敬訪問。両市の学生は2人にお菓子などの土産を手渡した=四日市市役所】

 プログラム開講の初日は、高校生たちが市役所に森智広市長、樋口龍馬市議会議長を表敬訪問し、歓談した。天津市からは第42中学(日本の高校に相当)、ロングビーチ市からはアーネストマクブライド高校から各4人、四日市市からは四日市高校、暁高校から2人ずつが参加した。(天津市の高校生(手前左の4人)とロングビーチ市の高校生(手前右の4人))

 森市長は3市がこれまでの交流で友情を育んできたこと、「地球環境塾」が今回で16回目を迎えたこと、新型コロナの感染拡大でオンラインによる開催が3年続き、4年ぶりに一堂に会した意見交換になることなどを紹介。「地球環境はひとつの国だけでなく、多くの国が一緒に考えることで、よりよくなっていくはず。友情も育まれることを期待します」などとあいさつした。

 ロングビーチ市の高校生からは、「公害を経験した四日市市だからこそ重要だと考えるのは何ですか」と質問があり、森市長は「市民、行政、企業が協力して取り組んでいくこと」と答えた。天津市の高校生からは、滞在中に開催される大四日市まつりについて、「四日市ならではのものは?」と質問があり、森市長と樋口議長が、数々の伝統芸能、からくり山車、諏訪太鼓などについて説明した。

 高校生たちには市長、議長から萬古焼の湯飲み茶わんなどが記念品として贈られた。天津市、ロングビーチ市の高校生たちからは、市長、議長へ地元のお菓子などの土産が両手で持ちきれないほど渡された。

 今回の地球環境塾のテーマは「カーボンニュートラル」で、地球温暖化について学習する。8月6日の成果発表会は午前9時30分から午後0時15分まで。高校生による発表と、地球温暖化問題に対処するための気候政策を専門にし、名古屋大学大学院環境学研究科や東海学園大学教育学部などで活動している杉山範子さんが講演する。(森智広市長(前列左端)、樋口龍馬議長(同右端)と高校生たちの記念写真)