「八艘勢ぞろい」は実現せず、大四日市まつり2日目の文化財と伝統芸能

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 第60回大四日市まつり「還暦祭」は2日目の8月6日、三滝通り会場を中心に郷土の文化財と伝統芸能の披露があった。最大の呼び物だった鯨船の八艘勢ぞろいは、富田の鯨船四艘が降雨の予報もあるなかで演技が中止になり、勢ぞろいは実現しなかった。他の四艘は演技をした。【南納屋町鯨船「明神丸」の演技=四日市市諏訪町】

 台風6号の影響で、日中は雨との予報もあり、難しい判断があったようだ。鯨船以外でも「菅公」のからくり山車の演技が中止になった。市内では雨はおおむね持ちこたえたが、四艘の中では最後の登場になった南納屋町「明神丸」の演技が始まった午後6時過ぎからは急に雨脚が強まった。

 この日、鯨船で最初に演技したのは南楠鯨船「龍神丸」。2005年に楠町が四日市市と合併した記念に参加して以来の登場。子どもから大人まで約200人が鯨や鯨船を華麗に動かし、鯨を追い詰める船の様子を再現した。続く磯津鯨船「大正丸」は大四日市まつり初参加。威勢のいい船の操作で注目を浴びた。(鯨を追い込む鯨船「龍神丸」と、引手と息の合った船の操作をする「大正丸」)

 少し時間があいて夕方の演技になった鯨船勢州組は七つ屋町が保管していた旧北納屋町の船を譲り受けて復活したとされる。最近の大四日市まつりではおなじみの船だ。最後の南納屋町鯨船「明神丸」は最初の動き出しから華麗な勢いに満ちていた。唯一、県指定有形民俗文化財。船の彫刻や部材を疎開させていて戦火による焼失を免れたという経緯がある。(鯨船勢州組の演技)

 

 この日、夕刻に登場した大入道。四日市を代表するからくり山車のひとつは、さすがに沿道の人気が高かった。演技終了間際に、長く伸びた首を収める操作が難航した。沿道から操作が無事に進むよう願う大きな拍手が送られた。

 

 

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