「高校時代しかできない」と入部 四日市南高校筝曲部

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【 稽古に励む部員ら=四日市市日永】

 日本の伝統楽器の箏(こと)で、文化部のインターハイと呼ばれる「全国高等学校総合文化祭(全総文祭)」で、昨年度全国3位の実績を持つ県立四日市南高校(四日市市日永)の筝曲部。来年度の全総文祭出場が決まり、上位入賞を目指し、稽古に励んでいる。
 

 8月に3年生7人が引退し、現在は2年生9人、1年8人で活動している。部員全員が、入学して初めて箏に触れたという。最初はどの音が出ているかも分からなかったが、外部講師の森玲子さんの指導を受け週5日、4か月ほど稽古を続けると弾けるようになるという。雅楽だけでなくJ-POPや映画「リトルマーメイド」の挿入歌なども演奏する。
 

 前部長の油谷萌恵さん(3年)は、入学前のオープンスクールで「かっこいい」と憧れ、「高校時代しか箏はできない」と入部。少しずつ弾けるようになったが、合奏のスピードについていけない時もあった。先輩の体の動かし方を見て学び、腕を上げた。
 

 県予選の優勝校が来年度の全総文祭に出場するため、入部した段階で全国大会出場が決まっている学年もいる。昨年はソロを担当する3年生が発熱するアクシデントがあったが、回復し無事演奏できた。他校の演奏を聴き、「入賞はない」と表彰式を待たずに帰路に就いたが、3位に。部員一同驚いた。後日、国立劇場で演奏する機会も与えられ入賞を実感したという。今年8月に開かれた県予選で優勝し、来年度の全総文祭出場の切符をつかんだ。

 新部長の栗原由衣さん(2年)は「来年も県予選で優勝し、再来年も後輩に全国の舞台を踏んでもらいたい」と語った。

(2023年10月7日発行 YOUよっかいち第224号掲載)